高みの見物

これといって熱狂も熱中もするスポーツはない。

ただ、どのスポーツもトップクラスの試合や競技にはプロアマ通じて興味がある。にわかスポーツファンなのだ。したがって、各国の代表選手が競う夏冬のオリンピック、各種ワールドカップから高校生の全国駅伝・野球・サッカー等々は見入ってしまう。

さて、現在開催してる北京オリンピック。昨日男子フィギアスケートが終わったが、金メダル候補だった羽生結弦選手は、神様の悪戯か不可抗力のミスがあり、ショートプログラムを終えた時点で8位だった。

同じく金メダル候補のネイサン・チェン選手は、充実した安定感、ダイナミックさ、優雅さ、美しさ、技術力を感じさせる堂々とした演技で1位だったので、フリープログラムでは、チェン選手が大きなミスをして、羽生選手が4回転半アクセルを成功させ完璧な演技をしない限り、羽生選手の金メダルは考えらないと思っていたのだが、鍵山優真選手が、
「こんなに巧かったっけ!? 宇野選手の上をいくのではないか」
と、目を見張るほどの成長著しい安定感ある演技を見せたのだ。

フリープログラムでチャン選手が大きなミスをするとは思えないし、3位以内が予想されている宇野選手に加え、鍵山選手も浮上してきたので、こうなると羽生選手は金どころか3位以内入賞も厳しいのではないかと思ったわたしは、

金:ネイサン・チェン
銀:鍵山優真
銅:宇野昌磨
と、予想したらその通りの結果になり、羽生選手は4位に終わった。

北京五輪フィギアスケート男子

金:ネイサン・チェン(USA)332.60点

銀:鍵山優真(JPN)310.05点
銅:宇野昌磨(JPN)293.00点
4位:羽生結弦(JPN)283.21点

鍵山選手のコーチをしている父・正和氏も元フィギュアスケート選手で1991年から全日本フィギュアスケート選手権3年連続優勝を果たし、1992年アルベールビルオリンピック、1994年リレハンメルオリンピック男子シングル日本代表選手だったので、父子鷹といったところかな。

さて、競技を終えた羽生選手は松岡修造氏とのインタビューで、
「苦しさの中に、このオリンピックで何を見たんですか?」
と、質問されこう答えた。
「そうですねぇ…もうなんか、努力って報われないなぁって思いました。僕はオリンピックで金メダルを取るために、そして、4回転半を決めきるための努力を、楽しい努力(※)をしてこられたと思っています。自分の中では一番いい、一番近い(4回転)アクセルが跳べたと思っているので、その点については満足しています。」

※:テロップには ”正しい努力” と表示されたが、何度聞き直しても “楽しい” に聞こえる。羽生選手は「楽しい努力」と言ったのだと思う。

「努力は報われない」かぁ…。同じ人として身につまされる思いがした。

なお、羽生選手がトライした4回転半アクセルは、国際スケート連盟(ISU)公認大会で初認定されたので、まったく努力が報われなかったわけではないだろう。

鍵山選手、宇野選手、羽生選手、お疲れ様でした。感動をありがとうございました。

ところで、妻に、
「どうだ、おれが予想した通りになっただろ」
と、少々自慢げに話したら、
「こういうのは当たるんやなぁ。三連単も当ててみ」
と、返された。
∑( ̄ロ ̄;)!

競馬と一緒にするな💨

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