氏名で呼ぼう

 IT化された病院では、再来(再診)の場合、クレジットカード型診察券を受付機に入れると番号が記入された受付票が発行され、待合室の電光掲示板が診察する人の番号を呼出音と共に大きく表示して知らせ、また、その次番から3つくらいまでの番号も小さく順次表示されるので、イライラが大幅に解消されるようになった。会計時も同様だ。

 IT化をしていない医院になると受付時や会計時に、看護師や事務員が患者の名前を呼んで知らせているが、その時は氏名で呼んでもらいたいものだ。

 今日は皮膚科で診療だったが、この医院は内科と皮膚科があり、共有された待合室には、いつも20人は下らないお客様が順番待ちをしている。

 そして、看護師が診察する患者を都度呼びにくるのだが、名字しか呼ばないのだ。
「ナカムラさ〜ん、ナカムラさ〜ん」
 と、呼びにきたときは、わたしの近くの椅子に座っていた男性が、
「はい」
 と、返事をして内科診察室に行ったが、その直後にどこから現れたのか別の男性もわたしの前を通り診察室に行き、後から行った男性が該当者だった。

 つまり、待合室にはふたりのナカムラさんがいたことになり、最初に「はい」と、返事をして診察室に行ったナカムラさんが気の毒に思えた。

 看護師が患者の名前を呼ぶときは、
「ナカムラさ〜ん、ナカムラさ〜ん」
 ではなく、
「ナカムラさ〜ん」
 と、呼んで、まずはナカムラさんの気を引いたところで、
「ナカムラ ナニガシさ〜ん」
 と、氏名で呼ぶのがいいだろう。そうすれば、同姓違いはなくなる。同姓同名の総被りは滅多にないのだから。

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