吉野家の裏メニュー

 先日、吉野家で牛すき鍋定食を食べた。ごはん、味噌汁、生卵、お新香、鍋には牛肉、うどん、豆腐、三つ葉が入っていて、これで480円は安いと思った。コンビニ弁当でも弁当チェーン店でもいいが、大概500円は下らないだろう。吉野家勉強しているなって感じである。

 初めて吉野家を知ったのは子供の頃、東京12チャンネル(現テレビ東京)でやっていた「♪牛丼一筋80年~」の吉野家のCMである。はじめて吉野家の牛丼を食べたのはいつだろうか? 当時地元に吉野家がなく、吉野家より松屋の牛丼を先に食べたような記憶がある。

 社会人1、2年目は、職場の隣に吉野家があったので朝昼晩と通ったこともあった。朝の牛肉は仕込みが終わってそんなに時間が経っていないのだろう、牛肉はレアっぽいところもあり通常より柔らかく、タレも牛肉にしっかりなじんでなく濃い口のすき焼きっぽい味で、これはこれで美味しく食べた覚えがある。

 職場では、
「よーく飽きないなぁ」
「牛になるぞ」
 などと言われたりもしたが、飽きない味、飽きさせない味が吉野家なのかもしれない。

 昔は牛丼の他に生卵とお新香を注文し、生卵をかけて食べていたが、牛丼本来の味を味あわなければいけないのではないかと、高が牛丼されど牛丼、食の基本に戻り、今は牛丼とお新香だけになった。と、言っても紅生姜はドサッと多めに乗せ、七味もかけて食べる。

 吉野家では “つゆだく” とか “つゆもり” と注文するお客がいるが、これは言葉の通りで “つゆを多めにいれる牛丼” のことを言っている。

 生卵のことを「ギョク」と、注文するガテン系のおっさんがいたが、粋に言ったつもりなのだろう。

 “ねぎだく” って注文するお客がいた。ねぎだく? そんなのもあるのか!? 注文したお客に運ばれてきた牛丼を見ると、ねぎ(たまねぎ)がお灸のモグサのように盛られていた。

 受け売りだが “ねぎだく” は2chでウソの情報として広まり、それを真に受けた2chラーがお店で注文し、お店側が仕方なく出すようになったとのこと。店舗によってはNGとなることもあるのでその場合は諦めましょう。

 この他に “全部あり” は、牛丼、味噌汁、生卵、お新香の注文のことを、“あたま大盛” “かしら大盛” は、ごはんが並で牛肉が大盛のことを言う。

 また、築地1号店のみ “あつしろ”(熱々のご飯)、“つめしろ”(冷えたご飯)、“とろだく”(脂身の多い肉を多めに入れてもらう)、“お湯割り”(味噌汁にお湯を足してもらう)がある。

タイトルとURLをコピーしました