ちらし丼に意見申す

Image by Kerstin Riemer from Pixabay

 今日の昼食は、寿司屋でちらし丼を食べた。

 このお店にはじめて行ったのはもう20年以上前になる。友人から、「安くて美味しい寿司屋を見つけたので行こう」と、誘われ、仲間数人を集め、夜に1、2度行ったことがあり今日はそれ以来のことだったので随分とご無沙汰したものだ。

 当時は「このネタでこの値段!」と、値段の安さに驚いたのものだったが、あれから20年以上経つとわたしの舌が肥えたのか衰えたのか、嗜好が変わったのか、当時ほどの旨さは感じなかった。

 さて、以前からちょっと気になっていたことがある。なんでにぎり寿司1人前とちらし丼ともにネタが同じなのに料金が同じなんだろうって。

 「ネタが同じなら、料金は同じに決まってるだろ」と、言われる御仁もいるかもしれないが、にぎり寿司の場合はネタによりシャリの量を多くしたり少なくしたり、キツめに握ったり軽く握ったりして、食べたときシャリとネタが渾然一体になるように作る寿司職人の寿司を握る技術を要するわけだ。これに対してちらし丼は酢飯の上にネタを乗せるだけで寿司職人の技術は何も必要としないのだ。寿司職人自らが寿司を握ると言う技術料は発生しないのに、どちらも同じ内容で同じ料金であることが解せないのである。

 確かに寿司屋によってはにぎり寿司とちらし丼とで酢飯を変えたり、ちらし丼のシャリの上に刻み海苔を乗せたり、白ごまをふったりするお店もあるが、これらは素人でもできることで、寿司職人の技術者は発生しない。この程度の微々たる食材の量が寿司を握る技術料に匹敵するとは思えない。

 中にはちらし丼のほうが、握り寿司より高いネタやネタ数を多く提供しているお店もあるが、これを除けばやはりちらし丼のほうが割高に思えてならないのだ。

 ちらし丼は寿司職人の技術料がないが、シャリの量が多いから割高であると結論付けるしかないのだろうか。

タイトルとURLをコピーしました