【閉店】鶴長で昼食

 今日の昼食は妻と船橋の仲通り商店街にある「鶴長」で取った。わたしが特別に思いれがあるお店ということでも有名店でもないが、昭和の昔から地元に根付いた老舗だったので以前から気になっていたのである。

 しかし、表から見るとやる気があるんだか無いんだか、やっているんだかいないんだかよく分からない、うっかりすると通り過ぎてしまう店構えで、またわたしの間が悪いのか行こうと思った日にゃ、決まっていつも支度中かお休みでなかなか入店することができなかったのだが、ようやく今日入店することができたのである。

 店内は、やや薄暗く年季の入った内装で、隠れるように体裁程度のカウンター2席と座敷には4人用6卓の席が設けられていた。たまたま今日に限ってなのか、いつもなのかは知らないが、店内の隅には置き場を失ったダンボールが積まれていたり、座敷の1卓にはお重が乱雑に積み重ねて置かれていて、もう1卓には「と、とりあえずここに置かれちゃいました」と、戸惑いを伺わせる小物たちが置かれていて使える座敷席は4卓だった。もっと、店内を綺麗にすればいいのになぁ〜。

 店内とは裏腹に店主の身なりは小綺麗で、浪曲師のような聞き取りやすい馴染む声をし、受け答えも丁寧だった。わたしたちが入店したときは、座敷の1卓で鰻重を食べている初老のご婦人が1名いるだけだったが、その後常連客なのかちらりほらりと3組5人が入店してきたので、地元人からは好み(よしみ)にされているようだ。お店は正午から20時までの営業だが、1日のうなぎが売り切れた時点で閉店にすると、店主は言っていた。
 
 さて、メニューには、鰻重とうな丼の特上・上・並があった。うなぎは鹿児島産使用。汁物は鰻重には肝吸いが付き、うな丼にはお吸い物が付くの違いだけだったので、うな丼の上と肝焼きに生ビールの中を注文すると、
「ビールと肝焼きを先に出してから、後でうな丼を出しますね」
 と、気遣う店主のもてなしが嬉しかった。

 肝焼きを食べていると、
「日本酒が飲みたくなるねぇ〜」
 と、妻が言い出したので熱燗2合を注文し、単品で奈良漬を注文したら店主が、
「これ、自家製です」
 と、奈良漬の他にサービスで白瓜の粕漬けを出してくれた。なかなかおいしいぞ☆

 うな丼を食べ終わったら、
「冷酒も飲みたくなるねぇ〜」
 と、妻が言うので、冷酒とかばやき上を注文。

 少々酩酊した妻が、
「真っ昼間から飲めるのはええなぁ」
 と、ケラケラ笑い出す。

 ふつーの昼食のつもりが小宴になっちまった。ま、いっか。正月近いし、クリスマス間近だし。

 うなぎはまずまず。タレは辛口。甘口を好むわたしには物足りなさがあったが、ときどきは行ってみたいお店である。

追記:鶴長2017年2月閉店

タイトルとURLをコピーしました