音嫌悪症候群(ミソフォニア)

 クチャクチャ食べる人のことをクチャラーと言うらしい。ならば、一般的に音を立てずにモグモグ食べる人のことは、モグラーとでも表現すればいいのだろうか。本稿はクチャクチャ食べる人はクチャラー、音を立てずに食べる人はモグラーで話を進める。

 立ち食いそば屋に行くとクチャラーに出くわすことがある。そんなときわたしは、手に持ったどんぶりごとそのクチャラーの頭からぶっかけてやりたい衝動に駆られる不快感を超えた嫌悪感をクチャラーに持っている。皆さんもわたしほどではないにしろ、クチャラーには不快に感じているのではないだろうか。

クチャラーになる原因


1.噛み合わせや歯並びの問題

2.蓄膿や慢性的な鼻炎

3.親が躾けなかった(親もクチャラーだった)

 1は歯の矯正、2は鼻の治療で脱クチャラーになるとして、3についてはやっぱりそうだよなぁと思った。思い起こせばわたしも小学校に入学する前の幼稚園児だった頃、食事中に母から、
「クチャクチャ食べるのは止めなさい!」と、物凄い剣幕で叱られたことを覚えている。

 クチャラーを母に叱られたのはこの1度しか記憶にないが、物凄い剣幕だったので、恐らくわたしは食事中に何度となくクチャラーになっていて、母はそのたびにわたしを叱り、堪忍袋の緒が切れた最後の1度だけがわたしの記憶として残っているのかも知れない。それ以降モグラーになったわたしだが、母には感謝している。

 ところで、基本モグラーでも気が緩むのかところどころクチャラーになる人がいる。妻も食事中にプチクチャラーになることがあり、それを注意したら、
「音させてへん!!」と、豪速球で返されたことがあった。

 反対にわたしも妻から、
「今、クチャッと音させたで!」と、牽制球をくらったことがあったが、
「させてないよ=3」と、チェンジアップで返したことがある。

 つまり、クチャラーは意識してクチャラーをしているのではなく、無意識のうちにクチャラーになっているのだ。人はおぎゃーと生まれ離乳食を終えて普通食になった頃から大なり小なりクチャラーだったのかもしれない。なので、モグラーも気を抜くとクチャラーになるのだろう。

 妻にクチャラーが不快に感じる原因を質問をしたら、
「食べ物を口中で咀嚼しているのが想像できるから」
 と、答えた。なるほど、確かに他人が食べ物を咀嚼しているところは想像したくない。

 ただ、黒板に爪を立てる音や車内での他人の携帯電話の通話を不快に感じるのは、人間の脳や生存本能、心理的に解明されているが、これと同じようにクチャラーが不快に感じる根本的原因をわたしは知りたかったので、ネットで調べると、わたしのような人間は音嫌悪症候群(ミソフォニア)と呼ばれる障害を患っているらしい・・・ってマジかよ!

 しかし、音嫌悪症候群(ミソフォニア)であろうがなかろうが、食事のマナーとして、クチャクチャと咀嚼音をさせながら食べるのはマナー違反のはず。そもそも口を開けながら咀嚼するから音がするのだ。食べている時は口を閉じて咀嚼すればいいだけのことなのだ。モグラーにとって、クチャラーと一緒に食事をするのは、自尊心が傷つけられたような不快な気持ちになり、二度とこんな奴とは一緒に食事をしたくないと思うのである。

 なお、咀嚼音OKの国もあるようだが、クチャラーは国内だけにしろ。海外に持ち込むなと言いたい。

クチャラーの原因とは?相手を傷つけない注意の仕方は?直し方は?
「クチャクチャクチャクチャクチャクチャ」 クチャラーが周囲に与える不快感はたまりませんね。 「クチャクチャクチャ」 逮捕されてもいいレベル。 「クチャクチャクチャクチャ」 身近にクチャラーがいたら、私なら発狂してしまいそうです。 ...
[https://行動心理学恋愛しぐさ.com/kucha/]
なぜ食事中のクチャクチャ音は人を不快にするのか?
食事をする際に「クチャクチャ」というそしゃく音を立ててしまう人の俗称が「クチャラー」としてある程度認知されるほど、食事の際のそしゃく音は人を不快にさせます。では、「なぜそしゃく音が人を不快にするのか?」という謎について、ある研究グループが研究を行っています。

タイトルとURLをコピーしました